ゲイ・イコンとは、ある時代にたくさんのゲイから崇拝され、シンボル的になった人物や表象のことです。多くの場合、アイドル(セクシャルな意味ではなく、憧れ)として絶大な人気を誇る女性の歌手や女優などのことを指します。
おそらく最も有名な、歴史を動かしたゲイ・イコンは「ストーンウォール事件」のきっかけになったジュディ・ガーランドです。そして、バーブラ・ストライザンド、ベット・ミドラー、ドナ・サマー、ダイアナ・ロス、マドンナ、カイリー・ミノーグ、ジャネット・ジャクソン、ビヨンセ、ブリトニー・スピアーズ、ジェニファー・ハドソンらが、ゲイたちから絶大な支持を得てきました。
(日本では、ユーミンやみゆき、ピンクレディーから始まり、聖子、明菜へと移行し、安室、MAX、SPEED、モー娘。、DREAMなどを経て、Perfumeへという感じです)
海外でも日本でも、昔からゲイは女装して(ドラァグクイーン)、ゲイバーやクラブで人気の歌姫のマネをした口パク(リップシンク)ショーをやってきました。それはもう、ゲイの伝統芸能とも言うべきものです。

レディー・ガガのデビュー曲『JUST DANCE』のイメージビジュアル。カッコいい!
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英国のグラミー賞「BRIT AWARD」
には陶器の衣装で登場! で、ビヨンセやブリトニーの次は、いったい誰が?というのがありましたが、見事にゲイ・イコンの条件を満たしつつ、さらにその上をいく次世代のアーティストが登場しました。それがLady GaGa(レディー・ガガ)です。
昨年4月、初シングル『Just Dance』をリリースし、一気に大ブレイク。デビューして間もないながらも、『Just Dance』は全米で3週連続で1位を獲得し、グラミー賞で「BEST DANCE RECORDING」部門にノミネートされるという快挙を果たし、セカンドシングル『POKERFACE』もビヨンセの『SINGLE LADIES』を押しのけて全米1位を獲得しています。デビューアルバム『ザ・フェイム』の日本盤は5月20日リリースです。
世間では「過激な言動」とかで話題ですが、そのいっちゃってるファッション(もはやモテとかオシャレとかを超越)やちょっと不思議なダンス・パフォーマンスが素晴らしく個性的で、ゲイの間でも人気急上昇中です。
レディー・ガガ(本名ステファニー・ジョアンヌ・アンジェリーナ・ジャーマノッタ)
は、ニューヨーク州の裕福なイタリア系の家庭に生まれ、ヒルトン姉妹も通っていたニューヨークのお嬢様学校に通っていましたが、あまりにも奇抜なファッションだったため、いじめられ、友達ができなかったそうです。
その後、年間20人しか入れない一流の音楽学校に入学し、親から自立するためにストリップクラブでも働いていたそうです。ストリッパーだけでなく、ドラァグクイーンやゴーゴーボーイとパフォーマンスを行うためにクラブに出入りしていたそうです。彼女のあまりにもゲイ的なパフォーマンスはそうやって磨かれていったんですね。
ロンドンのクラブ「G-A-Y」でのライブ。
ドラァグとゴーゴーのカラみにしか
見えません そんなレディー・ガガは、ペレス・ヒルトンとも大のなかよしで、ライブのMCで「Will you help me kill Prop 8 ?」(同性婚禁止ってありえなくない?)と呼びかけたりもしてくれてます。それだけでなく、現在大ヒット中の『POKER FACE』が実はバイセクシュアルについて歌ったものだったり(英国の人気番組「Friday Night with Jonathan Ross since」のインタビューで、そのポーカーフェイスの下には同性への欲求が隠れていると語りました)、素晴らしくゲイフレンドリーです。
ゲイに人気があるだけでなく、とてもゲイ・フレンドリー。見事にゲイ・イコンの条件をクリアしてくれました。
たいがいの人はここまでで、マドンナやカイリーのクラスになると、はっきり「ゲイ・イコンであり続けたい」とか「ゲイになりたい」などとラブコールを送ってくれていました。が、レディー・ガガはさらにその上をいってしまい、なんと、すでに「自分の本質はゲイだ(自分は女性の皮をかぶったゲイだ)」と言ってくれました。
人気絶頂の時期に何のためらいもなくこの発言。さすがです。
今後もガガちゃん、目が離せません!
その動向をしっかり見守りましょう!
というわけで、レディー・ガガのPVやライブの映像などをご紹介してみたいと思います。