アルバム『I am a bird now』が英国最高の音楽賞マーキュリー・プライズを受賞したANTHONY&THE JOHNSONS。ボーカルのアントニー・へガティはトランスジェンダーで、その独特のシルキーな歌声はルー・リードに「目の前に天使がいる」と言わしめ、ビョークの『メダラ』で共演し、世界的に活躍しています。
イギリスに生まれたアントニーは、子どもの頃カルチャー・クラブのボーイ・ジョージやソフト・セルのマーク・アーモンドといったトランスジェンダー的な魅力を持つミュージシャンに強い影響を受けたそうです。10代の終わりにはジョン・ウォーターズの映画を元にした舞台劇を演出し、1990年、NYCに移り、NYUの実験演劇コースに入学し、コケッツ(サンフランシスコのヒッピー文化とゲイムーブメントが結びついた伝説の演劇集団)のマーティン・ウォーマンに出会います。1992年には前衛的なパフォーマンス・グループ、ブラックリップスを結成し、NYCのアンダーグラウンドシーンで注目を集め、その後、演劇性を残しつつもより音楽に傾斜したグループ、ANTHONY&THE JOHNSONSを結成します。2000年、UKでデビュー・アルバム『ANTHONY&THE JOHNSONS』を発表し、2003年、ルー・リードの世界ツアーでバック・ボーカルに抜擢され、アルバムの録音にも参加。2005年、セカンド・アルバム『I AM A BIRD NOW』をリリース。英国最高の音楽賞マーキュリー・プライズを受賞し、MOJO誌の「アルバム・オブ・ジ・イヤー」にも選出されました。その後も、ビョークをはじめ、ルーファス・ウェインライト、ブライアン・フェリー、マリアンヌ・フェイスフル、HERCULES AND LOVE AFFAIRなど、様々なアーティストとコラボレーションしています。
ここではシングル『Man is the baby』と、ビョークと共演している『Dull Flame of Desire』のPV、そして、ルー・リードの『ベルリン』ライブにおいてアントニーがメインで『Candy Says』を歌った感動の名場面をご紹介します。
『Man is the baby』PV
ビョーク『Dull Flame of Desire feat. Antony Hegarty』PV
『Candy Says』(ルー・リード『ベルリン』ライブより)