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ココロのビタミン 第1回『SEX AND THE CITY』

映画館に行くヒマがないアナタにオススメのゲイテイストムービー!

 仕事で疲れたとき、フラれて落ち込んだとき、すっごくいやなことがあったとき、あなたはどうやってスッキリしますか? お風呂に行ったり、思いっきり買い物したり、飲んだくれたり、いろんなストレス解消法があると思います。きっと、お部屋でボリボリお菓子とか食べながら映画のDVDを観て笑ったり泣いたりするのが最高!って人も多いハズ(僕もそう!)  それに、映画館に決まった時間に行くのって意外と大変だけど(せっかく行っても満席だったりするしね…)、DVDレンタルなら空いた時間を有意義に使って手軽に楽しめるよね!(なんたってOLは忙しいのデス)  この「ココロのビタミン」は、そんなDVD派のアナタに贈る、ゲイテイストムービーの特選ガイドです。

第1回 あなたはキャリー?サマンサ? 独身女性とゲイのバイブル『SEX AND THE CITY』

 いきなり映画じゃなくドラマかよ!というツッコミはナシね。
 レズビアン界では今『Lの世界(L word)』がアツすぎてオーバーヒートぎみな感じですが(僕も観てます。あはっ)、ゲイ界でも『アリーmyラブ』や『フレンズ』、『ウィル&グレイス』なんかの海外ドラマがずいぶん前から人気でした。
 そんなところにダメ押しで登場したのがご存じ『SEX AND THE CITY(SATC)』。30代独身キャリアウーマンたちのヤリまくりライフがどう見てもゲイそのもの! おまけに彼女たちのいちばんの友達はゲイ!ってことで、二丁目でもかなり話題になってました。
 実は僕、全部は観てないので(シーズン6まで観ようと思ったらけっこう根性いります)、ファンの皆様からは怒られそうなのですが、たぶんまだ観てない方もいらっしゃると思いますので、やさしい入門編としてお届したいと思います。映画公開も近いしね!

 

■運命の男を求めてヤリまくる様はゲイそのもの!
 キャリアウーマンがガンガン活躍するNYでは、独身女性たちが男性と対等に人生をエンジョイするべく街を闊歩しています。女同士の友情を固く守りながら、時には男をヤリ捨てたり、アバズレ上等!とばかりにSEXしまくり…彼女たちの痛快な本音やオドロキのエピソードをあけすけに見せちゃう画期的なドラマなのです。
 目の前にハンサムで魅力的な男たちが次々に現れ、うそみたいに口説かれてロマンティックなデートを重ねる独身貴族女性たち。まるでジェットコースターのようにアップダウンする愛と性のパノラマ。「あの人素敵なんだけど、趣味が合わないのよね…」とバッサリ切り捨てたり、「プロポーズされたはいいけど、自分には結婚は向いてないのかもしれないわ…」などとぜいたくに悩みながら、トライ&エラー(出会いとSEX)を繰り返します。
 僕がいちばん大笑いしたシーンは、シーズン1の最終話。イケる男は必ず食う、ハンターのようなサマンサが、出会ったその日にSEXせず、初めて本気で恋に落ちたというニュースに、仲間たちは「モーゼが海を割ったような奇跡!」とオドロキまくります(そんな言われようのサマンサって…笑)。でも、本気で恋した相手と結ばれて幸せなハズのサマンサはボロボロ大粒の涙を流しながら崩れ落ちます。「いったいどうしたの? 幸せじゃないの?」と心配する仲間たちに、サマンサは往年の大女優演じる悲劇のヒロインよろしくこう答えます。「アソコが7.5cmしかないのよ! アタシは大きいのを舐めたり入れたりするのが好きなの。どうして、どうしてよ?」 (サマンサ、アンタって骨の髄までデカマラ好きなんだね…わかる、わかるわ~その気持ち)

 彼女たちのSEX観や行動ってまんまゲイそのものだし、「あるある」と思うエピソードが満載。だからSATCは面白いし、やめられないのです。実際、彼女たちの親友はゲイだったりするし、冒頭からドラァグクイーンがバースデイケーキ持って登場したり、ゲイナイトみたいなシーンも(「有料の地獄みたいでしょ」)。プロデューサーのダーレン・スターと監督・脚本のマイケル・パトリック・キングがゲイだから、当然ですよね。独身女性とゲイという最もお金を使う2大勢力をトリコにして、SATCは世界的に大ヒットしたわけです。

 

■あなたはキャリー? サマンサ?
 このSATCを観た人たちの間で絶対ネタになるのが主要4人組の誰が自分に近いかってこと。「私ってほら、けっこうオトメだしぃ、4人の中じゃシャーロットってカンジじゃない?」「ご冗談でしょ? サマンサよ!」ってなノリで会話が繰り広げられるハズ。この4人、みんなキレイだしキャリアもあるし魅力的なんだけど、世の女性たちやゲイたちがうまーく感情移入できるように絶妙なキャラクター配置がされているのです。
 僕の場合? ライターって意味ではキャリーかな?と思うけど、若い頃は自他共に認めるヤリまくりのサマンサでした(笑)

キャリー
ニューヨーカーたちのSEX事情を取材するコラムニスト。知性とファッションで男を魅了し、一夜限りのヤリ捨てからズルズルの恋まで幅広く経験し、人生の肥やしにするタイプ。たくさんの男とラブアフェアを繰り返しますが、「運命の男」ミスター・ビッグのことがなんだかんだ言って忘れられません。
サマンサ
PR会社社長というキャリアウーマンで、みんなよりちょっと年上。4人の中では最も大胆にSEXしまくる、ゲイもビックリな淫乱オンナ。酔っ払ってガードマンの前に立ち、コートをバッと広げ、下着姿を見せつけて部屋に誘ったりします(いまどき変態オヤジでもそこまで…)
シャーロット
アートギャラリーに務めながら、ハンサムでお金持ちで優しい男性と結婚することを夢見るちょっとハイソでコンサバな美女。「会ったその日にSEXなんて絶対ダメ」というのが信条。でもなんだかんだ言って次々に男と出会っちゃうしヤッちゃうので、下ユルであることには変わりないかも。
ミランダ
辣腕弁護士。いかにも「デキる女」なフェミニストタイプで男っ気がないため、レズビアンと間違われることも(※)。こんなに小気味よくサバサバとモノを言える女性はいないので、よき相談相手になるし、友達からは好かれます。意外とヤル時は大胆にヤルしね。

※ミランダを演じるシンシア・ニクソンはリアルなレズビアン(正確にはバイセクシュアル)。女性の恋人がいることもカミングアウト済みで、カリフォルニアで同性婚するそう。

 

■女たちの友情にこそ希望がある
 4人は何かあるとすぐ集まっていっしょに飲んだりコイバナに花を咲かせたりする友達どうし。たとえ男がデキても、何があっても、女の友情は決して揺るがないのです。彼女たちの幸せは、その友情にこそベースがあるとも言えます。
 僕らも実はそうなんだと思います。彼氏と「世界に二人だけ」のラブラブな生活は一見理想的に見えるかもしれませんが、いつかラブラブ期は終わりを迎える運命にあるし、何かあった時に相談できる友達が周りにいてこそ、ゲイライフは楽しく、充実したものになるのです。
 それに、なんだかんだいってウチら「女使って」お金持ちになったりセレブになったりできないしね~(ゲイ業界内部ではあるかもしれないけど?)。そういう意味では独身女性よりゲイのほうがシビアですよ。
 ときどきほら、うだうだ言ってる間に男が去って行ったりとか、せつないシーンがあるじゃないですか。最終的にはみんな結婚したり、子ども作ったりするし。そういうの見てると、奔放にLOVE&SEXを楽しむだけじゃなく、きちんと地に足のついた幸せをゲットするためにも、案外SATCはお手本になっちゃうかもしれないな~と思うワケです。
  
待望の映画公開は8月23日!
その前にレンタルで予習しておきたいですね~♪

SATC公式サイト(PARAMOUNT)
http://www.paramount.jp/satc/
SATC公式サイト(GAGA)
http://sexandthecity-movie.gyao.jp/