entertainment - エンターテイメント : 毎日を楽しく彩るゲイテイストなエンタメ情報

Top » Entertainment » Temptation~舞台への誘惑 » トニー・リッツィ『Every Body Tells A Story』

Special

トニー・リッツィ『Every Body Tells A Story』

素晴らしくゲイテイストな、ユーモアたっぷりの舞台です

80年代後半〜90年代に世界を席巻したフランクフルト・バレエ団を代表するダンサーだったトニー・リッツィが創作した私小説的なパフォーマンス作品『Every Body Tells A Story』が上演されます。オープンリー・ゲイのトニー・リッツィによる素晴らしくゲイテイストなステージをぜひ、ご覧ください。

80年代後半〜90年代に世界を席巻したフランクフルト・バレエ団を代表するダンサーだったトニー・リッツィが創作した私小説的なパフォーマンス作品『Every Body Tells A Story』が上演されます。オープンリー・ゲイのトニー・リッツィによる素晴らしくゲイテイストなステージをぜひ、ご覧ください。

トニー・リッツィとは

 コンテンポラリー・ダンスと呼ばれるジャンルがあります。日本だと勅使河原三郎やイデビアンクルー(一部のゲイの間で人気の井出茂太)、メディアミックス系だとあのダムタイプ(『S/N』)が知られているかと思います。(暗黒舞踏も近いところにいます)
 モダン・バレエを脱構築し、現在のコンテンポラリー・ダンスの歴史を作ったのが、ウィリアム・フォーサイスとフランクフルト・バレエ団です。振付家ウィリアム・フォーサイスは、これまでのダンスとは全く異なる動き、スピード感、舞台作りで、1980年後半以降、世界を席巻しました。そして、クラシック・バレエの確たる基礎の上に、肉体を限界まで酷使するような超人的で前衛的な振付を体現していたのがフランクフルト・バレエ団でした。(2004年に財政難によって解散することになります)
 トニー・リッツィ(ボストン出身)は、そのフランクフルト・バレエ団のプリンシパル・ダンサー(男性版プリマドンナ)およびアーティスティック・アドバイザーとして活躍した人で、振付家としても英国ロイヤル・バレエ、ボストン・バレエ、フランクフルト・バレエなどに作品を提供してきました(つまり、世界的に有名なダンサー/アーティストなのです)。自身のカンパニー 「MOVING PRODUCTIONS」での創作活動のほか、俳優、ヴィジュアル・アーティストとしても異才を放つ存在です。

 日本のメディアでは全く語られていませんが、トニー・リッツィはオープンリー・ゲイで、今回の上演作品も素晴らしくゲイテイストなものになっています(ある意味、ゲイ・パフォーマンスです)

トニー・リッツィ 『Every Body Tells A Story』

  『Every Body Tells A Story』は、フランクフルト・バレエ団で20年を過ごし、フォーサイス・バレエを代表するダンサーであるトニー・リッツィが、故郷ボストンのサイバー・アート・フェスティバル(2007年)に委嘱され、創作した私小説的なパフォーマンス作品。
 若きアーティストとしてアイデンティティを模索してきたフランクフルトでの日々を投影した自叙伝的な作品で、訪れた町、セクシュアリティのこと、病気…思い出の数々が列挙され、最後には20年間踊ってきた劇場の掃除婦の独白へと至ります。そして彼は、ダンス・映像・テキストを駆使し(演劇とダンスの狭間のような表現で)、ひとつの問いーー「僕たちは違うのか、それとも同じなのか?」に答えようとする作品です。

 今回、 彩の国さいたま芸術劇場での上演にあたり、マリオ・ザンブラノ、八嶋智人、谷よう子がアーティストの分身を演じる「さいたま特別ヴァージョン」で上演されます。
 ゲイであるリッツィならではのアイロニーとユーモアの炸裂を、ぜひご覧ください。


彩の国スタジオ・ダンスシアター   
トニー・リッツィ『Every Body Tells A Story

日時: 3月13日(土)、14日(日)開演15:00
会場: 彩の国さいたま芸術劇場 大稽古場
演出・振付: トニー・リッツィ
出演: トニー・リッツィ、八嶋智人、マリオ・ザンブラノ、谷よう子
料金:一般3,000円、学生2,000円(全席自由)
(当日券もあります。開演の30分前から発売)

関連動画

 『Every Body Tells A Story』(ダイジェスト版)のほか、トニー・リッツィが出演した舞台映像の動画をご紹介します。


『Every Body Tells A Story』
イカニモな(さすがの)コンテンポラリー・ダンス~トーク(ゲイバーに行ったこととか、舞台の間にセックスしまくっていたこととか)~なぜか裸でつるつるすべるステージの上でダンス〜最後には掃除婦に扮して甲高い声でシャウト。観客の笑いも誘うようなパフォーマンスです。

 


『Some Of My Best Friends Are Trash』
トリー・リッツィのパフォーマンス作品の中には、ゲイバーのシーンもあります。男たちが出会うゲイバー(DJブースもあってクラブっぽい感じです)。ここでも演劇やダンス、クラブミュージックがミックスされた、新しいタイプのパフォーマンスが繰り広げられます。

 


『russian girls』
昨年6月にフランクフルトで上演された舞台だそうです。世界的なダンサーがまるで二丁目のパーティでやってるような女装寸劇&ダンスショーを…とても親しみを覚えます。