
かつて世界にファッション革命を起こしたアンダーウェア・ブランド、カルバン・クラインが3日、新作「カルバン・クラインX」のキャンペーン広告を発表し、サッカー元日本代表の中田英寿(33)がモデルとして起用されて話題となっています。
中田英寿とともに起用されたのは、映画『トワイライト』で人気となったハリウッド俳優ケラン・ラッツ、スペイン人テニスプレイヤーのフェルナンド・ヴェルダスコ、そして『トゥルー・ブラッド』『デスパレートな妻たち』に出演しているメカッド・ブルックス。今アメリカで最も人気を誇る男性たちであるのはもちろん、アングロサクソン系、ヒスパニック系、アフロアメリカン、アジア系から1人ずつ選ばれているところも素晴らしいです。
カルバン・クラインがアルマーニへの対抗策としてこうした有名人たちを起用したことは明らかです。世界のトップを争う社運を賭けたキャンペーンを飾る一流モデルのラインナップに中田英寿が(アジア系代表として)選ばれ、メンズ・アンダーウェア広告の歴史に名を残すことになったのです。
「カルバン・クラインX」キャンペーンの監督はトレー・レアード(GAPのクリエイティブ・ディレクター)、スチール撮影はミカエル・ヤンソン(『Vogue』等で活躍するファッション・フォログラファー)、デジタルフィルムはダリウス・コンジ(『セブン』『エビータ』などの撮影に携わった映画撮影監督)が手がけ、ニューヨークで撮影が行われました。肉体の躍動感が引き立つような美しいモノクロ写真の上に「X」のビビッドな赤いロゴがあしらわれ、過剰にアーティスティックにならず、素直にセクシーさとロゴのインパクトが伝わってくるような広告に仕上がっています。
「カルバン・クラインXアンダーウェアの開始は真にグローバルなイニシアチブです。したがって、私たちは、アジア、ヨーロッパ、米国と世界各地からの才能を集めることが必要だと考えました」とカルバン・クライン社のトム・ムリー社長兼CEOは語りました。
1つ、誰もが気になるのは、他のモデルたちが白いアンダーウェアを穿いてセクシーさをアピールしているのに対し、中田英寿だけは黒いアンダーウェアで腰までのショット(全部が見えない形)となっているという点です。きっと本人がそれ以上の露出を拒んだということなのでしょうが、明らかに1人だけ印象が異なってしまい、しかも商品が全部見えないという広告としての欠陥も承知のうえで、カルバン・クラインにそれを認めさせるなんて…ちょっとスゴイことです。
中田英寿は2004年に「SHISEIDO MEN」のイメージモデルとして世間に鮮烈な印象を与えて以来、2005年には台湾のファッション誌『WE MEN』(写真右)、2007年には米国の『GQ』誌でもその肉体美を披露しています。
そうした潔さは今回は見られず、残念ながら中途半端な印象は拭えません…が、ともかく、世界的なニュースとなるモデル(ベッカムと並ぶような)に起用されたことを祝福しましょう。
Calvin Klein Underwear Ad S/S 2010 campaign: latest line-up - Calvin Klein Underwear Ad S/S 2010 campaign(Telegraph.co.uk)
http://www.telegraph.co.uk/fashion/fashionnews/7146903/Calvin-Klein-Underwear-Ad-SS-2010-campaign.html
中田氏、広告でセクシー下着姿を披露(SANSPO.COM)
http://www.sanspo.com/soccer/news/100206/scg1002060504000-n1.htm