7月5日(土)の夜11時、新宿二丁目でたぶん初となる花魁道中が行われました。
拍子木の音に合わせて、息をのむほど艶やかな花魁姿のDRAG QUEENたちと祭り装束を着たGO-GO BOYが一歩ずつゆっくり歩き、日本のゲイ史に確かな1ページを刻みました。沿道はさながらレインボー祭りのような人だかりで、この美しくも幻想的な花魁たちを拍手で見送ったり、写メールを撮りまくったりしながら(笑)、伝説の証人となりました。
きっと多くの人たちが映画『吉原炎上』を思い出すことでしょう。借金のカタに売られ、水揚げされないかぎり一生吉原の中で暮らすことを運命づけられた女郎たちの生き様…その地獄のような暮らしの中の一筋の希望として、また吉原という花街の繁栄を願い、多額の資金を費やして行われる特別な祝祭、それが花魁道中でした。二丁目で花魁道中を行うということには、単にDRAG QUEENのハデな格好が「アガる」というだけでなく、そういう思いに裏打ちされた「心意気」が込められているのだと思います。まるでゲイパレードのように…。
この花魁道中は二丁目唯一のゲイクラブ「ArcH」の2周年パーティの企画として行われました。この日二丁目に誕生した「ArcH」の姉妹店「ALAMAS CAFE」をスタートし、「ArcH」までの数十メートルを、ゆっくりと一歩ずつ練り歩きました。
先頭で拍子木を打ちながら音頭をとったのはGENERAL MANAGERのおばらたかきさん。その後を、最高級ゴージャスクイーンとして長年ゲイシーンに貢献してきたHOSSY、MARGARITA、バビ江ノビッチ、レズビアンイベントで活躍するGO-GO GIRLのJOE、MARI、VANILLA、GO-GO BOYのRIOTO、TADASHIが続きました。
長年の二丁目生活の中で初めて見ることができたこの祝祭を、感動を覚えながら見守っていた方は多かったハズです。
「ALAMAS CAFE」はガラス張りの「DIAMOND STUDIO」というDJブースがオシャレです。なんとFM局にもなっており、週末は二丁目で人気のパーソナリティがオリジナルプログラムを発信するそうです。今日はバブリーナも着物姿(女郎風?)です。
「ArcH」「ALAMAS CAFE」両店のGeneral Managerとなったおばらたかきさんが拍子木を打ち、目にも鮮やかな花魁に扮したHOSSY、マルガリータ、バビ江ノビッチ、「DIAMOND CUTTER」のGO-GO GIRLたち、そして祭り装束のTADASHI、RIOTOもいっしょに、一歩ずつゆっくりと仲通りを踏みしめて進んでいきます。交差点を曲がって、花魁が終点の「ArcH」へ到着したときはお迎えの儀式も行われていました。
「ArcH」でのクラブパーティはというと、予想してたとはいえ超満員のクラウドたちで酸欠寸前! レイチェルがいつものアゲなDJプレイでフロアを盛り上げたかと思うとGO-GOショーに乱入したり、カウンターではGO-GOのRIOTOやHOSSYらがポールダンスを始め、明け方の傳田真央ライブでは「まおちゃーん!」コールが飛び交い、始終ハイテンションな熱気が楽しすぎるパーティでした!
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ArcHが誇るGO-GO BOYS(Tsuyoshi、Rioto、Tadashi)の夢の競演!な股間濡れ濡れショータイムでフロアの熱気は最高潮に! そこへ超アゲ系クイーン・レイチェルが往年の武田久美子を思わせるSEXYスタイルで乱入し、狂喜乱舞な騒ぎへ!
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ゲストDJ、Fantastic Plastic Machineの田中知之さん(写真中央)の誕生日をお祝い!急きょ田中さんにそっくりな方々で「田中隊」が結成されていました。似たような人たくさんいるからね~とバブちゃん(笑)
明け方頃に行われた傳田真央さんのスペシャルライブ。ずっと二丁目フレンドリーだった歌姫・傳田真央さんをお客さんも大歓声で応援し、鳴りやまないアンコールに応えて特別にアカペラも披露されました。本当に素敵なライブでした。
お昼まで続くパーティに名残りを惜しみながら(さすがに年なので最後までは無理でした…)、明け方の二丁目を後にしました。
ちなみに、朝9時から正午の閉店まではHIV陽性者支援&予防啓発活動へのチャリティとして、500円以上寄付してくれた方にオリジナルTシャツ(24時間テレビ風)をプレゼント、そして最後にはみんなで「サライ」を歌うという、斬新な企画が展開されていたそうです(み、見たかった…)。「ArcH」のスタッフの方たちは毎月HIVのことをメッセージする「LIVING TOGETHER LOUNGE」をボランティアで開催してくれていたり、パレードのアフターパーティにも心をくだいて様々に応援してくれたり、去年の尾辻さんのプロモーションビデオ撮影にも快く出演し応じてくれたりと、本当に僕らのコミュニティのことを考えてくれている素晴らしい方たちです。
きっとこれからも「ArcH」は素敵な演出でシーンを盛り上げてくれるし、たくさんの忘れられないイベントを生みだしてくれる、そんな予感とともに、最後にこのひとことを…「ArcHばんざい!」
(Junchan)