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Special

ゲイのための性行動調査 in アジア 2010

HIV予防や陽性者支援に寄与するものです

「Fridae」が、全アジアのゲイに向けた大規模なオンライン・アンケートを実施しています。ヒンディー語から日本語まで9カ国語に対応しており、ゲイ向け調査としては世界で2番目の規模になるそうです。HIV予防や陽性者支援に寄与するものです。ぜひご参加ください。

 ニュース記事でお伝えしたように、HIV予防や陽性者支援を目的としたゲイ向けのアンケート調査が、今年から日本語を含む9カ国語で実施され、より広範な人たちが参加できるようになりました。これは、毎年英国で行われているGay Men’s Sex Survey(GMSS)に次いで、世界で2番目に大規模な調査だそうです。
 
 このアンケート調査は、FridaeのStuart Koe氏が実施しています。Fridae.com(アジアのゲイ向けポータルサイト)と香港健康庁の資金を元に、様々なCBO(NGO団体など)や大学研究者、ゲイ向け商業施設のオーナーの方などと協力しながら実施されています。日本では名古屋市立大学院看護学研究科(コーナ・ジェーン、塩野徳史)が協力しているそうです。
 アンケートの広報に関して、クラブパーティのオーガナイザーの方なども協力しています。日本ではShangri-La@ageHaが協力しています。

 このアンケートの結果は、HIV/エイズを取り巻く環境を改善するためのプログラム(予防啓発活動)の改良や手法開発を行うための手がかりとなります。
 
・現在アジアに住んでおられるゲイ、バイセクシュアル男性、またはトランスジェンダーの方であればどなたでもご参加いただけます。
・インターネット上でのアンケートで、10分~15分程度で回答できると思います。
・完全に匿名で、個人情報が外部に漏れることはありません。
・2月28日まで行われています。
 
 ぜひ、ご協力をお願いいたします。
 こちらからどうぞ。

2009年の調査結果

2009年に行われた英語版のアンケート調査の結果をお伝えします。詳しい調査結果はこちらで見ることができます。

■回答者のプロフィール

英語で実施されたため、20%は米国や英国、オーストラリアなどの人でした。
25%がシンガポール、13%がマレーシア、8%が香港、6%が中国本土、タイが6%、インドネシア、フィリピン、台湾が3%ずつ、そして日本、韓国、ベトナムの人も一定数が参加しました。

年齢層の中間(平均)は33歳でした。

2/3が大学を出ていて、64%が過去1年の間に海外旅行に行っています。

82%がゲイ、15%がバイセクシュアルであると自認しており、7%が昨年女性ともセックスしたと回答しています。5.5%が女性と結婚しています。
75%が自分のセクシュアリティに満足していて、1/3が「ゲイの友達が数人しかいない、またはいない」と答えていて、孤立感を覚えています。

■出会いとパートナーシップ

インターネットが出会いの最も主要なツールとなっています。昨年インターネットで相手と知り合った人は72%、38%がサウナなどのハッテン場、そしてバーやクラブで知り合った人が28%でした。

45%の人はパートナーシップを築いていて、42%の人が特定のパートナーとだけセックスをしています。

■セックス

58%の人が特定の相手がいて、62%の人が不特定の相手とセックスしています。

特定の相手とセックスしている人の79%、不特定の相手とセックスしている人の72%がアナルセックスをしています。

特定の相手とセックスしている人の53%、不特定の相手とセックスしている人の33%がコンドームを使わないことがあります。

特定の相手とアナルセックスをしている人の67%、不特定の相手とアナルセックスをしている人の46%がコンドームを使わないことがあります。

なお、全体の13%は1年間まったくセックスをしていませんでした。

■HIV

HIV検査を受けた人の5%が陽性でした。62%は治療を受けており、51%がウィルスが検出値以下になっています。

HIV陽性かどうかはパートナーシップ(彼氏がいるかどうか)とは無関係です。彼らのパートナーの70%はHIV陰性の人です。

2/3の人が「HIVのことを話すベストのタイミングはセックスの前だ」と回答している一方、実際に話しているのは20%に過ぎません。

回答者のほぼ4割が身近にHIV陽性者がいると答え、14%の人がHIVを持っていると知りながらセックスをしています。
75%の人がHIV陽性者と友達になれると答えていますが、食事をシェアできると答えた人が60%、セックスできると答えた人は30%に過ぎませんでした。

■英国のデータとの差異

・HIV検査を受けたことがある人が74%で、これは英国の65%よりもかなり高い割合でした。しかし、過去1年間で、ということになると、検査を受けた人は51%で、英国の54%より若干少ない数字でした。
・検査を受けた人のうちの5%、そして全体の3.7%がHIV陽性でした。英国では検査を受けたうちの11.6%、全体の9.8%がHIV陽性でした。
・たくさんの相手(10人)とセックスしていた人の割合は13%で、英国の19.5%より少ない結果となりました。
・英国に比べ、より多くの人たちがインターネットを通じて相手と出会っており、バーやクラブで相手を見つける人は少数でした。が、ハッテン場で出会う人の割合は英国とほぼ同じでした。

以上のような差異はありますが、おおむねアジア人と英国人の性行動はとてもよく似ているという結果になりました。

Asian gay men's sex survey reports high levels of sex without condoms(Fridae)
http://www.fridae.com/newsfeatures/2010/01/15/9546.asian-gay-mens-sex-survey-reports-high-levels-of-sex-without-condoms?n=sec